続 手紙
池内蔵太あて(推定、慶応元年夏、二十二日)
坂本龍馬
其後ハ御物遠奉
レ
存候。
作
(
(ママ)
)
日頃より御風気ニ御引籠のよし御大事可
レ
被
レ
成、奉
レ
存候。
然ニ拙儀御国の無
二
余儀
一
方ニ文通し申度、独兄ならでハ不
レ
叶事拝顔仕度奉
レ
存候。
彼海軍士官被
二
仰付
一
候者も、大坂表ニて被
二
仰付
一
候時ハ拙者、急
下坂仕らねバ彼者とよる所を不
レ
知と申事ニ相成申候。
早
御聞合可
レ
被
レ
下候。
頓首。
廿二日
直陰
池蔵
(
(ママ)
)
太様
濤次郎
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(高知県立歴史民俗資料館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年11月11日作成
青空文庫作成ファイル:
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青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)
で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
●表記について
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「くの字点」をのぞくJIS X 0213にある文字は、画像化して埋め込みました。
●図書カード